(無題)
投稿者:
B
投稿日: 8月 5日(金)04時01分4秒
ずっと忘れていたのに
思い出してしまったの。
引き出しのごちゃごちゃの中からでてきたジッポ。
私が使ってたこのジッポを気に入ったからって
「次会う時まで貸して」ってあなたはよく言ったね。
このジッポをあなたに預けることで安心していたあの頃。
友達なのか彼女なのか、遊びなのかわからなくて
このジッポがあなたの手の中にあることで会える保障にしてた。
会ってる時はほんとに楽しくて笑ってばかり。
でもあなたに抱かれた後はいつもなんだか不安が襲った。
今日が最後なのかもって私のジッポで火をつけた煙草を吸うあなたの背中をいつも見ていたっけ。
私にもと火をつけてもらってホテルの天井をぼーっとながめていた。
あなたの寝息を聞きながら私はいつも眠れなくて、ひとり煙草を何本も吸っていたんだよ、知ってる?。
朝になって必ず「コーヒー入れて」って言ってたね。
あのジッポで火をつけて煙草をくゆらせながら並んで飲んだ。
帰る時、「まだジッポいい?」って言われて
「また〜?」ってわざといやな顔。
でも本当はすごくうれしいの、わかってたかな?
不安な毎日に嫌気がさして私から別れをつげた。
ジッポなんてどうでもよかったんだけど
なんだか意地悪になっちゃって「返して」って返してもらった。
別れるって言ったってつきあってるかもわからなかったから別れるって言葉は適当じゃないかも。
もう会わないって言ったらなんで?わけわかんね〜って言ったよね。
きっと君にはわからないよね、私の気持ちなんて。
わかってほしいなんてあつかましいこと言わないよ、ただ私はあなたの1番になりたかっただけ。
それをちゃんと言えずに物分かりのいい女演じた私が悪いんだ。
あぁ、やっぱりジッポあげればよかったね。
そうしたらあなたが今頃私を思い出してくれてたかもしれないのに…
|